四畳半タイムマシンブルース 森見登美彦
実は前作の熱帯は間が何度も空いて、すこぶる読むのに時間がかかったので、あまり久しぶりという気もしないが、ほぼ2年ぶりの新刊。
移動の時に厚い本はもっていかないので、読むと決めた時じゃないと読めまない。熱帯は厚かった。
まあ好きな作家の本をあえてとって置くのも贅沢なものです。
まだエッセイは未読のまま置いてあります。
四畳半シリーズと言っていいのか、第3段!とは中々言い難いですよね。森見さんの作品って。
同じ組織や登場人物が出てくるので。
ただ四畳半というタイトルは第3段。
四畳半王国見聞録は続編じゃないですし。
小津や樋口さんは色々な所に出てくるし。
ただ今作は続編というか四畳半の一つのストーリー。
僕の中では夜は短し歩けよ乙女の黒髪の乙女と四畳半の明石さんはかぶってるイメージがありますが、結構森見さんのヒロインのイメージはかぶってるんですよね。森見さんの好みでしょうか?
大学生時に読んだのでかなりの年月が立っている。がこれを学生の時に読んだんだな〜と読んでいた当時も懐かしく思える作品。
実は最近死ぬ前にやりたい事100のリストを書き直したのだが、10数年前に書いた100のリストに京都の祭りに行きたいと書いてあった。
これは間違いなく森見さんの作品の影響。
森見さんの作品には同じ登場人物も出てくるが、この祭りは欠かせないアイテム。
京都には行った事あるが、祭りは行った事ない。古本市もいずれ行きたいと思ってもう10年か。
今年は五山の送り火は点だけで、観光は禁止との事。
葵祭、祇園祭り、五山の送り火のどれかは見に行きたい。できれば全て見に行きたいものです。
長い前置きはさておいて、タイムマシンブルース。
上田誠さんの原案らしく、確かに昔見た記憶はある。が内容は覚えていない。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/サマータイムマシン・ブルース
Wikiにムロさんの映画初出演と。
内容はまさに同じなんですが、流石森見ワールド。ぶっちゃけこんな昔の映画は覚えてないので、新たな作品として読めました。
内容はWiki見れは十分ですが、小津の出番が少なめでしたがファンは十分楽しめる作品でした。
次の作品も早く読みたいですが、もうこればっかりは。